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白百合の憂い 二部

シャワーを止めて、ふと目の前にあった蒸気で曇った鏡を見た


「…!?」

そこで刹那は信じられないものを目にした



昨晩刺された肩の傷口が塞がっていたのだ

傷痕は多少残っているが、ほぼ塞がれていた

「なん、で…」

傷口を触ってみても痛みはなかった


一晩で塞がるのはおかしい

攘夷の時でも完全に塞がるのに早くて2週間かかった


治癒力が上がったのかわからなかったが、刹那は少し疑問を残したまま、風呂場から上がった

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