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白百合の憂い 二部
5
「高…あの、ね」
「黙れ」
「っ!!」
低い声と共に、腕を引っ張る力が強くなった
「高…痛い…!!」
刹那の言葉を無視して高杉は刹那を引っ張って黙々と歩き続けた
やがて辿り着いたのは、高杉の部屋だった
刹那の部屋と作りは異なっていて、そこは和室だった
刹那を突き飛ばすように中に入れ、襖と鍵を閉めて高杉は刹那に近づいた
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