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白百合の憂い 二部

「交換条件?」

提督は首を傾げた

「僕らの組織と組ませてあげるから僕の望みを1つ叶えさせろって」

「貴様!!また実験か!!」

「なんで〜?悪いんですか?だって第三師団は実験部隊ですよ〜今までの化学兵器とかだって殆ど僕が開発したんですからね〜」

「そういう事を言っとるんじゃない!!あまり表だったことをするなと…」



「ねぇ提督」

急に來の声が低くなった

「な…なんだ…!?」

「僕さー弱い奴から命令されるの嫌いなんだよね」

「…!?」

「ぶっちゃけねーアイツらとつるんでるのは僕の望みもあるけどさームカつくんだよねー高杉」

「なっ…!?」

「アイツが絶望する顔見てみたいの〜♪」

「そ…そんな事をしたらアイツらは使いものにならなくなるではないかっ!!」

「大丈夫ですよ、その辺はちゃんと考えてますんで」

「來!!貴様は何をするか予想がつかん!!これ以上勝手な行動をすればわしが元老(うえ)にお叱りを受けるし貴様はただでは済まん!!」

「そんなアンタに怒られたって別に大したことないですよ〜元老(うえ)から直接言われたらそりゃ慎みますけど〜」

「貴様〜!!!」

「あははっ♪だーから僕が言いたいのは」

ガッと提督の頬を掴み、睨みつける




「弱えー奴が地位使って脅かそうとしてたってムダ、命令するだけの立場の奴が強い奴に命令すんな















弱えー奴が調子乗ってんじゃねーよ」

「…っ!!」

「ってことですぅ〜♪」

にっこり笑って來は手を離した

「じゃあ失礼しまーす」

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