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白百合の憂い 二部

「刀は斬る、刀匠は打つ、侍は…なんだろうな」

「……」

「まァなんにせよ一つの目的のために存在するモノは強くしなやかで美しいんだそうだ、剣(こいつ)のように…」

「(…優莉…お前が好きだった男はいつも…こんな事を言っていたのか?)」

「クク、単純な連中だろ、だが嫌いじゃねーよ




俺にも目の前の一本の道しか見えちゃいねェ。あぜ道に仲間が転がろうが誰が転がろうがかまやしねェ」







「アレのどこが美しい、あんなモノが兄者のつくりたかったモノだとでもいうのか。もう止めてくれ、私は兄者の刀で血が流れるところをもう見たくない…あの刀だってそう言っている…女の声がすると…言っている」

「ならば何故あの男をここに連れてきた!?わざわざ死にに来させたようなものではないか!!まさかお前の打ったあの鈍刀で私の紅桜に勝てるとでも…」


ドガガ

「!!なっ…」

鉄矢が目を向けると吹き飛ばされたのは銀時ではなく似蔵だった

「バッバカな!!」

「…!!」

「紅桜と互角…いやそれ以上の力でやり合っているだと!!」

ゼェゼェと銀時は息を切らしながらも紅桜以上の力を発揮していた

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あきゅろす。
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