黒蝶乱舞
3
「この国の害虫、天人と協和しようとする組織と一部では有名だぞ」
「だから何だ?」
「…お前はこの世界が憎いとは思わんのか?」
「……」
「かつて死神と恐れられたお前が…こんなにも呑気に暮らしているとは…聞いてあきれる」
ドスッ
目にも止まらぬ速さでいぶきは刀を鞘から抜き出し、桂の前に突き刺した
「私はお前らとは違う、歩く道が違う、見るものが違う…私は…本当にほしかったものと護りたいものが出来たから」
「…そうか」
「それに…壊そうとも思わない…少なくとも…アイツようには」
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!