白百合の憂い 一部 2 医療道具を取りに行った後、優莉と五郎は銀時を布団に寝かせ、治療を始めた 「ちょっと我慢して」 優莉は銀時の右腕を少し持ち上げ、力を入れた 「…ってぇ」 少し力を入れただけで銀時の腕には激痛がはしる 「あーっ…イッちゃんてんな、これ…折れてる」 「マジかよ…」 「さっき止血はしたけど、とりあえずしばらくは安静だね」 「そうか…」 「治るまでかなりかかるかもしれない…」 「分かった…」 それから優莉はテキパキと包帯を巻いて、首に三角に切った布を巻いて、腕を吊るすようにした 「よし!!これで大体大丈夫かな」 「ありがとな」 「いいえ。じゃあ私他の人達も見てくるから」 そう言って優莉は部屋を出て行った [*前へ][次へ#] [戻る] |