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白百合の憂い 一部

「……」

「最初に言っていたな、連れてこなくて正解だったと」

「…優莉が戦場に立ちたいって気持ちは分かってた。でも優莉には…血に濡れてほしくなかった、紅く染まってほしくなかった…自分勝手なのは分かってる」


「紅くなるのは俺達だけで充分って事だろ?」

気がつけば銀時も高杉の部屋を訪れていた

「銀時…」

「俺だって優莉を戦場になんか立たせたくねーよ」

「俺もだ」

「…同じだったのか」

「行くと言えば本気で止めてた」

「でも今日の優莉を見る限り、本気だっつーのは伝わってきたな」


「…百合は白いままで」

「「?」」

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