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白百合の憂い 一部

「楽しそうですね、皆さん」

「はい」

松陽先生と優莉の父が隅の方でみんなの稽古を眺めていた

「優莉のあんなに楽しそうな顔……今まで見たことないですよ。もしかしたら……私は………優莉をちゃんと見てなかったかもしれないです」

父が少し俯き呟いた

「そんな事ありませんよ。優莉があんな風にいられるのも、みんながいて家族がいるからです。………銀時達にはなくて優莉にはあるもの、彼等もいつか気づいてくれるといいです」

松陽先生の暖かい言葉に父は励まされた

「先生……どうかこれからも、優莉をよろしくお願いします。私達一族に出来ることがあれば何でもいたします」

父が頭を下げた

「はい……分かりました。じゃあ私からも1つお願いをしてもいいですか?」

「はい」

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あきゅろす。
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