白百合の憂い 一部 6 数時間後―… バシッ 「いてぇ!!」 「ちょっ…待って!!」 「ほらぁ〜さっさと立つ!!情けないよ」 優莉は胴着を着て、片手に竹刀を持ち仁王立ちしている 優莉の強さを忘れていたみんなはボロボロだった 「優莉つぇーよ!!もうちょい手加減しろよ」 「これでも手抜きですぅ」 「嘘ぉ!!?」 優莉の家は龍星家 龍族と呼ばれている一族 龍族は遥か昔から名誉ある道場で剣も武道もずば抜けている 優莉も女とて、容赦なく育てられたため、めちゃくちゃ強かった 「優莉ーきゅうけーいするー」 銀時は壁にもたれ、座り始めた 「銀はさっきも休憩してたでしょー!!」 ドゲシと優莉の容赦ない跳び蹴りが銀時に当たった 「いってぇ!!」 「動けやー!!だから銀はいつまでたってもグータラなんだよー!!!」 「うるせぇ!!!グータラの何が悪いんだー!!!」 ギャーギャーといつものように騒ぐ [*前へ][次へ#] [戻る] |