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白百合の憂い 一部

「大丈夫か?」

「……」

「!?おい優莉!?」


優莉の目からは涙が溢れていた

「どうしたんだよ!?」

「うっ…だってぇ…来てくれるなんて……ひっく…思わなかったんだもん…」

「なんだ、そんな事か…」

桂はどこか安心したように言った

「いや実はよぉ」

銀時が口を開いた

「ヅラと高杉と帰る途中の道であいつら見かけてさ、優莉のいる方向へ歩いていくの見たからなんか嫌な予感がして3人で戻ってきたんだよ」

「…!!」

その話を聞いて優莉はまた泣いた

「…ありがとう…!!」

「ったくお前はすぐ泣くのな」

高杉は半分呆れ気味に言った

「だって…嬉しかったんだもん…!!」

「まぁ間に合ってよかった」

桂は優莉の背中を撫で、高杉は優莉の頭をぐしゃっと撫でた

「ほら、お前の宝物なんだろ?」

そう言って無造作に銀時は簪を渡した

それを受け取って、優莉は笑顔になった


その笑顔を見た3人は照れて、そっぽを向いた

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あきゅろす。
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