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白百合の憂い 一部

「高杉と刹那……帰ってこないな…」

桂は門にもたれかかり、高杉と刹那の帰りを待った

「2人でどっかで決め込んでじゃねーの?デキてるからなーあいつら」

呑気な事を言う銀時だが内心は2人を心配していた

2人を逃がしたのは銀時で、どちらかに何かあったらと少し責任を感じていた


「んっ?」

銀時は遠くに人影を見つけた

「おい!!ヅラ、あれ…高杉と刹那じゃ…」

桂は銀時が指差す人影を見た

「おぉ!!本当だ!!」

高杉が刹那を背負って、こちらに向かっていた





「高杉!!遅かったじゃねーか!!」

「……」

「刹那…すごい怪我ではないか!!早くなんとかしないと」

「……」





この時




俺は本当に狂っていたかもしれねぇ






「…あぁ、頼む。刹那すげー怪我しちまって…」

「俺医療器具持ってくる!!」

そう言って銀時は中に掛けて行った

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