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白百合の憂い 一部

「ハァ…あ゛ぁ…」

刹那は荒れる呼吸から意識を取り戻した

「ハァ…あっ…!!高…!!」

脚が動かない

腕で身体を動かして急いで意識を失っている高杉の元へ向かった


数分たってやっと辿り着く事ができた

「高…!!」

刹那は低い姿勢から高杉を見上げた


「!!……よかった…!!」

どこにも怪我はなく、無事だった高杉を見て安心したのか、刹那の瞳から大量の涙が溢れた

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