白百合の憂い 一部
4
「はぁっ…」
2人が逃げ込んだ先は森の中
襲いかかる天人を斬りながら2人は進んでいった
「刹那!!後ろいねぇな!?」
「いない!!誰もいない!!」
「このまま行く…、!!?」
「高!?どうし…、!?」
ザザッと2人は足を止める
「(殺気…!!今までと尋常じゃねぇ…!!)」
「(…この感じ…どこかで…!!)」
「お前らが鬼兵隊か?」
「「!!」」
2人の前に1人の天人が現れた
笠を深く被り、黒いマントを靡かせる奴は静かに、だけども今までと比べものにならないほどの殺気が溢れ出ていた
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