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白百合の憂い 一部

「いつになったら終わるのか…こんな無意味な戦争は…」

「…私にはさっぱり…」

「そうだよな…なんか最近幕府も一斉に攘夷志士の粛清を始めたらしいが…」

「…!?」

刹那はその事に驚きを隠せなかった

完全に幕府は国を裏切った事になる

「そう…なんですか」

「あぁ…噂じゃ今幕府が目を付けているのは









鬼兵隊らしい」


「…!!」

「まぁあんたとは無縁かもしれんがね」

「…そうですね」


もう刹那はどんな顔をして立っていたらいいか分からなくなった

ただ震えそうになる足と溢れそうになる涙を堪えるので精一杯だった



「あ…あの」

「?」

「ちょっと待っててくれませんか?」

そう言うと刹那は荷物を置いてどこかへ走って行った

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あきゅろす。
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