白百合の憂い 一部 6 「いくぞ、刹那」 「はーい」 ダンッと地面を蹴り、2人は天人に向かった その時 ビキィッ 「うっ…!!」 刹那の動きが一瞬鈍る 「(くそっ…!!今になって…くるなんて…!!)」 忘れかけていた腰痛が急に復活してきた そのスキをついて天人は刹那に斬りかかった 「刹那!?」 異変に気付いた高杉は刹那に駆け寄ろうとしたが 「大丈夫!!」 間一髪天人の攻撃を回避し、斬り裂いた 「はぁっ…!!…っつ…」 腰を抑え、何とか立ち上がる 「おいおい今日は黒龍の調子わりぃんじゃねぇか?」 「…っ!!」 「腰痛抱えて来るたぁ、まさか誰かとヤったのかぁ?」 「っ〜!!」 挑発に乗らないように冷静さを保とうとした しかしそれがスキを生んだ 「っ!?」 刹那の後ろに回りこんだ天人が刹那目掛けて襲い掛かってきた 「…やばっ!!」 回避する事が出来ず バキィ 「っうああぁぁぁぁ!!」 脚を折られた [*前へ][次へ#] [戻る] |