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白百合の憂い 一部

「いくぞ、刹那」

「はーい」

ダンッと地面を蹴り、2人は天人に向かった


その時


ビキィッ



「うっ…!!」

刹那の動きが一瞬鈍る

「(くそっ…!!今になって…くるなんて…!!)」

忘れかけていた腰痛が急に復活してきた

そのスキをついて天人は刹那に斬りかかった

「刹那!?」

異変に気付いた高杉は刹那に駆け寄ろうとしたが

「大丈夫!!」

間一髪天人の攻撃を回避し、斬り裂いた


「はぁっ…!!…っつ…」

腰を抑え、何とか立ち上がる

「おいおい今日は黒龍の調子わりぃんじゃねぇか?」

「…っ!!」

「腰痛抱えて来るたぁ、まさか誰かとヤったのかぁ?」

「っ〜!!」

挑発に乗らないように冷静さを保とうとした

しかしそれがスキを生んだ

「っ!?」

刹那の後ろに回りこんだ天人が刹那目掛けて襲い掛かってきた

「…やばっ!!」

回避する事が出来ず




バキィ



「っうああぁぁぁぁ!!」


脚を折られた

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