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白百合の憂い 一部

「…さっきっからうるせーな、寝れねーじゃねぇか」

朝は低血圧の高杉がダルそうに目を覚ました

「お前何しちゃってんのォォォォォ!!何刹那と一緒に寝てんだよっ!!」

「何でもいいだろ、それより大声出すな、刹那起きるだろーが」

「…ん〜っ」

刹那は唸り声をあげて重い瞼を開けた

「何…?何してんの?」

眠い目を擦り、布団から起き上がった刹那は着物が乱れていた

「「「……」」」

「?どしたの?」










*****
カチャカチャと食器の音が響く居間では誰も口を開かない

「…あのさ」

不意に銀時が口を開いた

「昨日何があったの?何がどうなってああなったの?」

「…どうなってああなったって言われても…」

「俺から告白したんだよ」

高杉はいつもと変わらない調子で箸をすすめながら言った

「えっ!?お前から!?」

「そーだよ、何か悪ィかよ」

「い…いや悪くはねーけど」

「ま…まぁあながち合ってるよね…んで私も好きだって言って両思いだって分かって…」

「で、ヤったの?」

「まぁ流れで…だよね?高」

「そんなトコだな」

「…そっか」

「まぁそんな事で」

グイッと高杉は刹那の肩を引いた

「俺達はれて恋人になったから、刹那に手出したらぶっ飛ばすからな」

「はいよ」

「で…でも前と変わらず接してきてくれていいからねっ!?」

少し恥ずかしかったけど、内心嬉しい刹那であった

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