白百合の憂い 一部
5
ガチャ
いきなり投げ渡されたから驚いた
「くれてあげますよ、私の剣」
そう言うとそいつは背を向けた
「剣(そいつ)の本当の使い方をしりたきゃ付いてくるといい」
「…!!」
初めてだった
他人(ひと)にそんな事言われたのは
「これからは剣(そいつ)をふるいなさい
敵を斬るためではない
弱き己を斬るために
己を護るのではない
己の魂を護るために」
俺はその人についていった
これが俺、坂田銀時と松陽先生の出逢い
これが俺の全ての始まり
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