白百合の憂い 一部 4 「大丈夫だよ」 「!!」 刹那は真っ直ぐ高杉を見てふわりと笑った 「高は1人じゃないよ」 「……」 「私が傍にいるから」 「…刹那」 「だからさ、戦争が終わってもずっと一緒にいよう」 そう言う刹那を見て、高杉は笑った 「じゃあよォ、戦争が終わったら、俺がお前の一族繁栄でも手伝ってやるよ」 その言葉に刹那はクスリと笑った 「なぁに、それ?」 「お前の一族が滅びないようにしてやるよ」 「滅びないように?」 「そうだ、そしたら寂しくねーだろ」 「え〜いいよ、そんなの」 刹那は冗談かと思い、笑いながら高杉の肩を叩いた [*前へ][次へ#] [戻る] |