白百合の憂い 一部
10
「みんなー」
「優莉」
優莉が戦場から帰ると、玄関で桂が迎えてくれた
「おぉ優莉、帰ったか」
「うん。銀と高は?」
「もう少ししたら帰ってくると思うが」
「そっか」
「ところで優莉」
「んっ?」
「その後ろの団体はどうした?」
桂が坂本達を指差しながら聞いた
「あぁ今日戦場で私が助けたの。拠点無くしちゃったらしくて…それでここに連れて来たんだ」
「そうか」
「おぉ〜!!広いのー!!ここは!!わしらがいた所とは違うぜよ!!」
坂本はもう上がりこんで、中を物色していた
「…変わった奴だな」
「でしょ?」
桂は唖然と眺めており、優莉はくすくす笑っていた
「それよりさ…」
「どうした?」
「ちょっと話があるんだけど…」
「…あまりよくなさそうだな」
優莉の顔を見て桂は瞬時に判断した
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