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白百合の憂い 一部

「そうかそうか!!おんしはホントは優莉ゆうんか!!」

「うん」

「それはすまんかったのー!!」

アッハッハと辰馬は元気に笑った

「おぉそうじゃ、優莉!!おんしに1つ頼みがあるんじゃが、聞いてくれんかの?」

「何?」

「実はわしらさっき拠点を潰されてしまってのー!!」

「うそっ!?」

「幕府に目をつけられたんじゃ」

「…幕府が?」

優莉は戸惑いを隠せなかった

「今攘夷志士を粛清させようと動いておるんじゃき」

「…国は侍を見捨てたって事か」

優莉は俯き、ナイフを握る腕を強めた

「それで仲間も何人か殺された」

「…!!」

「そんでおんしに頼みたいのは、わしらをおんしらの仲間に入れてほしいんじゃき」

「…いいよ」

「ホントか!?」

「うん…だって同じ様に国を憂いて戦っているもん。場所は違えど、仲間だよ。見捨てなんかしないよ」

「おぉ!!ありがとう!!優莉はいいやつじゃけんのう!!」

「ううん、とりあえず今日の戦いは終わったから行こう」

優莉は出来るだけ涙を見せない様に辰馬や辰馬の仲間と共に歩いた

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あきゅろす。
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