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白百合の憂い 一部
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「…!?」
突然の出来事で優莉の頭は真っ白になった
「…高?どうし」
優莉が言い終わる前に、高杉は抱きしめる腕の力を強めた
「高…苦しいよ…」
「……」
「…!!」
心なしか、高杉の腕が震えている様に見えた
「高…?」
「頼む…」
「…?」
「もう少し…あと少し…このままが…いい」
「!!……いいよ」
しばらくの間、高杉は優莉を離さず、抱きしめ続けた
優莉は何も言わず、黙ったまま受け入れた
外に誰かがいるのを、優莉は気づかないふりをした
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