Warped Monopolize Desire
4
それは銀時にも見覚えのある姿
女物を思わせる派手な着流しに煙管
喋り方
「あっ、高杉さんいらっしゃい。お久しぶりです」
それは過激派攘夷浪士、高杉晋助だった
「立ち寄ったから寄ってみた、相変わらず元気そうだな」
「はい、おかげさまで」
愛美はいつもと変わらない笑顔で高杉を迎えた
一方の銀時は不機嫌な様子
「茶くれるか」
「はい、緑茶でいいですか?」
「あァ」
「かしこまりました」
愛美はお茶を準備するために奥の方へ消えていった
「…ククッ、よォ銀時」
愛美が奥へ消えたのを見計らって高杉は銀時に話し掛ける
「…何でオメーここにいんだよ」
「不機嫌だな…お前も常連か」
「そういうお前もな、結構仲よさそうじゃねーか」
「江戸に立ち寄った時だけ寄るだけだ。アイツには一度匿ってもらったからなァ」
「へーそうですか」
「ところでよォ…銀時、お前さん
愛美が欲しいか?」
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