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赤い鳥籠

「!?」


来たのが高杉だと思い、身を強ばらせる


「はっ…!!」


自然と呼吸が乱れる


まだ浴室の洗面所にいたので急いで服を着て、刺青が彫られた腕をタオルで隠し、恐る恐るドアを開けた





そこにいたのは高杉ではなかった






「刹那殿…」




「……万斉…さん…?」






彼の部下、河上万斉だった

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