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赤い鳥籠

「……」


長い眠りからようやく目を覚ました刹那


ずっと抱きしめてくれた高杉はいなかった



「…ここ」



地下室じゃない



目を覚ました場所は以前刹那が使っていた部屋



また何でここにいるのかもわからない



「……」










今度は何をされるんだろう




そればかり考えてしまう







もう痛いのは嫌だ







何で痛くするんだろう







『いい子だ、刹那』







決まって高杉はそう言う












「私が…」









悪い子だから、高は私を叩くの?
悪い子だから、高は私を乱暴に抱くの?

















ワタシガ















ワルイコダカラ

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