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赤い鳥籠
7
少しだけ不機嫌そうにしていると
「刹那」
名前を呼ばれて顔を上げる
また叩かれると思った
けれど違った
「眠ィのか?」
「…うん」
曖昧なまま答えた
少しだけ眠いというのもあった
「寝ていいから」
「わかった」
また背中をさすり、頭を撫でる
意識を飛ばす前に私は信じられない言葉を耳にした
「ごめんな…」
遠く聞こえた優しい声を聞いて私は再び眠りについた
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