赤い鳥籠 1 バシンッ 鋭い音と共に意識が覚醒する 右頬がじんじんと痛む 「いった…!!」 「誰が寝ていいっつった?」 「えっ…?」 刹那は何故高杉が怒っているのかがわからない もう終わったと思っていたから自分は安心して眠った なのに叩かれて起こされた 「なん、で…終わったって…」 「言った、終わったとは。だがそれは俺が直接与える仕置きだけだ」 「っ!?」 まだこんな地獄のような行為が続くのか それだけで全身が鉛のように重くなった 「まだ終わりじゃねぇよ… 遊ぼう、刹那」 ゾクッと悪寒に襲われた [次へ#] [戻る] |