[携帯モード] [URL送信]

赤い鳥籠

2人で互いの身体を洗い合った


この時の私はとても幸せだった


とてもとても幸せだったよ




「刹那」

湯船からあがり、着替えようと風呂場を出ようとしたら止められた

「何?」

腕を引っ張られ、後ろから抱きつき、手のひらで口を塞ぐ

「んっ…」

「刹那、見ろよ」

「!!」

目の前にあるのは鏡

湯気で少し曇っているが、それでも私の裸体を映し出している

「んんっ…!!」

恥ずかしくて抵抗するが男の力には適わなかった

「刹那、綺麗だ」

「…!!」

「白い肌も綺麗だけど、痣だらけの身体も綺麗だ」

そう言って首筋にきつく吸い付いた

離れれば紅い跡が白い肌にくっきりと残った

「ほら…また綺麗になれた…俺だけの…しるしだ…」





嗚呼






この人は本当に狂ってる





痣だらけの身体を綺麗だなんていうから











怖いよ、高

[*前へ][次へ#]

4/15ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!