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赤い鳥籠

久しぶりに外に出た


外といっても船の中だけど、私にとってはあの薄暗い地下室よりずっとマシだ


黙って高について行く


少しだけ懐かしさを感じて気づかれないように静かに笑った







やがて辿り着いた先は私が使っていた部屋


地下室に来る前と何も変わっていなかった


備え付けの風呂場に2人で入る


浴室は少し狭いけど2人で入る分なら平気な広さ



今考えたら高と風呂に入るのは初めてかもしれない


私の記憶の中には一緒に入った記憶はない

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あきゅろす。
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