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赤い鳥籠

「さぁ優莉、あちらへ行きましょう。お父さんもお兄さん達やお姉さん達もあなたの友達もみんないますよ」


「本当!?行こう!!先生も一緒に行こう!!」


刹那は先生と『お母さん』の手を引いて、また遠くへ行ってしまう




俺も急いで追いかけていった





しばらく追いかけて、たくさんの人がいた


俺が知ってる顔もいた




銀時に笑いかけて、ヅラと楽しそうに話して、辰馬にめちゃくちゃに頭を撫でられて、先生や家族と話している刹那はとてもとても楽しそうだった








刹那





俺を見てよ




俺はここにいるのに




いつも一緒にいただろ?




ずっとそばにいるって約束しただろ?














俺の中でどす黒い感情が渦巻いた

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