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赤い鳥籠

廊下を進み続け、ある部屋で3人は立ち止まった


そしてすぐに不安そうな顔をして俯き、話し始めたのはまた子だった



「これで…よかったんスかね…」


「何を言う、これで晋助が思い直してくれればすべては解決する。これもすべて2人の為にやったことでござる」


「…上手くいけばいいんですがね。また刹那さんに暴力をしなければいいんですが…」


「それはもう晋助様を信じるしかないっスよ、武市先輩」


「…そうですね」


それから沈黙が続き、また話し始めたのは万斉だった


「…來は…一体何がしたいのか…まったくもって検討がつかん…」


「…來は2人を壊したがってるっス」


「「!?」」


その言葉に2人は顔を上げた


「來は晋助様が嫌いなんスよ」


「…どういう事です?また子さん」


「刹那が兵器だってわかったとき、來は私に言ったんス。自分は晋助様が嫌いだ、だから刹那が壊れれば晋助様も壊れると…」


「……」


「このままもし、晋助様が思い直さなければ…來の思うつぼなんスよ」


「来島…何故それを早く…!!」


「言ったら來は刹那を壊すって言ったんス!!そしたら晋助様も壊れてしまうって…!!」


「…マズいですね」


「「!!」」


「もし來がまた2人に近づいたら…」


「刹那殿が…!!」


「そしたら晋助様も…!!」


その時










『あぁぁぁあ゛ぁぁぁ゛ぁああ゛ぁぁ!!!』



「!?…今のは…」


『イヤァァァァァァァァァァァァ!!!』


「刹那の声っス!!」


「…大変です」


「行かなきゃ!!」


3人は部屋を飛び出し、刹那がいる地下室へ向かった

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