風の残像
7
「おーい、大丈夫ですかぁ?」
麗奈は助けてくれた銀髪頭の男を見つめた
「おーい…、!?おい!!」
麗奈はそのまま倒れこんでしまった
「あっ!!」
ガバッと起きあがる
「あれっ…?」
自分はベッドに寝かされていた
だけど見たことがない部屋
ただ麗奈が今まで見てきた部屋と少し似ている豪華な部屋
窓からは夜なのに明るい街が見える
「あっ、気付いた?」
先程助けてくれた人が麗奈が寝ている部屋に入ってきた
「あの…ここは?」
「ここか?俺んち。あんた急に倒れたからびっくりしたよ、ここまで運ぶの大変だったし」
「す…すいません」
「ところでお嬢さんなんていうの?俺坂田銀時ね」
「私…」
伊集院麗奈なんて言ったら騒がれる
でも名前くらいなら大丈夫だろう
「…麗奈です」
「麗奈?へぇ〜可愛いね」
「あの…助けてくれてありがとうございました」
「いやいや」
「あの…1つ…お願いしたい事があるんですけど」
「おー何?」
「ここにいてもいいですか?」
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