風の残像
6
しばらく走り続け
「あっ…!!どうしよう…!!」
自分がとんでもないした事に気づき、急いで戻ろうとすると
「あれ〜?おねーさん、1人?」
「!?」
何人かのガラの悪いホストに前を塞がれた
「すげー胸でけー」
「可愛いじゃん」
「よかったら遊ばない?」
「…!!」
どうしよう
どうすればいいんだろう
始めてこんな街にでてきたからどうしたらいいかわからない
「あ…あの…け、結構です…」
「そんなかたい事言うなよ〜」
1人が麗奈の片腕を掴んだ
「やめてください!!離して下さい!!」
「おーい」
「!!」
その時けだるそうな声が響いた
「嫌がってるお嬢さんにこんな寄ってたかって…お前らデリカシーの欠片もないんですか?コノヤロー」
「なんだ、てめぇ!!」
「…!!」
「俺?」
フッと風が舞った
「ただのサラリーマーン♪」
ドシャッとホスト達は倒れた
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