風の残像
6
テーブルに朝食を並べ終え、2人で手を合わせた
「「いただきます」」
麗奈は食パンにかじりついた
「どや?ただ焼いただけやけど…」
「おいしいです…!!」
「そうか!!それはよかったわ」
「うちで出る食事よりずっとおいしいです…!!」
「…やっぱお嬢様なんやな」
その言葉にはっとする麗奈
「大丈夫やて、俺は誰にも言わへんよ」
「…すいません」
「銀時には話とらんのか?」
「はい…まだ、何も…」
「あんさんが家出してきたのは知っとるん?」
「はい」
「伊集院家というのは?」
「…話してないです」
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