風の残像 5 銀時の隣の部屋の久坂はモノトーンを基調としたシンプルな部屋だった 寝室のクローゼットにはたくさんのスーツが並べられている 「なんか嫌いなもんとかあるか〜?」 「いえ特には…」 「じゃあ今作ったるからその辺座っててな」 麗奈は言われた通り、リビングにあるソファに腰掛けた 「テレビとか勝手に見てええよ」 「あっ、はい…」 適当にチャンネルをかけて久坂の料理を待った 「できたよー」 声がして麗奈はキッチンに向かった 「わっ…!!」 食パンを焼いたものとスクランブルエッグだった 「すごいですね〜」 「これくらいだったら誰でも出来るで」 「すごいなー」 「ちょっと牛乳とか持ってくから先にそれ運んどいてくれるか?」 「はい!!」 麗奈は言われた通り、食パンなどが乗った皿2枚をリビングのテーブルに運んだ [*前へ][次へ#] [戻る] |