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風の残像

「ふう〜…」


パーティが終わったのは深夜12時すぎ


痛いハイヒールを脱ぎ捨て、ベッドに飛び込んだ


1人にしては大きすぎるベッドに1人で倒れこんでいると


「麗奈様」

執事の土方が部屋へ入ってきた

「どうしたの?」

「お客様です」

「誰?」

「フィアンセです」

「…わかった」


あぁ

私あの人苦手なんだよな

私の婚約者は取引先の息子さん

確か高杉晋助とかっていうやつ

勿論親同士が勝手に決めた事

私は納得していない

しかもこの男ありえない

私と知り合った瞬間




私の処女を奪った

私は始めて好きになった人と身体を重ねたかったのに


ホントに金持ちって自由がない

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あきゅろす。
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