風の残像
2
「…いいんですか?久坂さん帰っちゃいましたよ」
「いいんだよ、アイツホストだから女の連絡先なんかめっちゃ知ってるだろ」
「…あの」
「んっ?どした」
「その、ホストってなんですか?」
その質問をした時、銀時はめちゃくちゃ驚いていた
「えっ?アンタ…麗奈ちゃんホスト知らないの!?」
「はい…」
「君どっから来たの?謎が多すぎるでしょ!?」
「えっ…えっと…」
ヤバい
伊集院家の人間だって言ったら間違いなく追い出される
「その…ちょっと言えない事情があって…」
「?ふーん、まぁいいか。誰にでも言いたくない事はあるしな。んでホストなんだけどな…」
銀時は半分聞き流すように話を変えた
「まぁ女誘って一緒に話したり、酒飲んだりする仕事だよ。あっ、俺ちなみにそーゆー仕事してないから。俺いたってその辺の営業マンだから」
「へぇ〜」
「知ってる?『快援隊』って企業」
「快援隊…確か便利グッズを発表して今急成長してる会社ですよね」
「あっ、その辺知ってんだ」
「はい」
「へぇ〜…」
多少不審に思う銀時だった
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