風の残像
1
あれから久坂が銀時の家へやってきて、麗奈を交えて3人で話をすることになった
「いや〜あんときの別嬪さんにまた逢えるとは思わんかったわ〜」
「はい…あの時はすいませんでした」
「いやいや気にしてへんから、あんさんも気にせんでええよ。関西人はな、結構気さくやし、優しい奴等ばっかやから」
冗談交じりに話すおかげもあったのか、麗奈は少しずつ久坂に心を開いていった
「ところでお前何しに来たんだよ?」
銀時がキッチンから3人分のお茶を持ってきながら話す
「だから飯食わしてくれや、腹減っとんねん」
「んなもんそのへんの女ひっかけて食わしてもらえりゃいいじゃねーか、いちいち俺のとこくんな!!」
「あぁそれええかもなぁ」
ポン、と手を叩いて納得したように言った
「今まで気づかなかったのか…」
「あぁじゃあそうさせてもらうわ、ほなな。銀、麗奈ちゃん」
そう言って久坂は銀時の家から帰って行った
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