修羅の死神
3
「「!!」」
出口の前にいぶき達を散々痛めつけて利用してきた屋敷の主が現れた
「お前ら…生きて出られると思うなよっ!!」
「…どけ!!私達は自由になるんだ!!ここから解放されて誰にも縛られずに生きていくんだ!!」
「ほざけっ!!人間以下がっ!!」
男は2人に向かって刀を振り上げた
「!!」
「お義姉ちゃんっ!!」
優生が前に立ちはだかり、鈍い音がした
「…おい、優生?」
倒れたのは優生ではなかった
倒れたのは男の方だった
「お義姉ちゃん…ごめん…」
優生の手にはどこで拾ったのか、鞘と柄が白い刀が握られていた
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!