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修羅の死神

「…!!」

「…食べよ」

そう言ってそいつは蔵に入って来て、私の隣に座った


「いらねぇよ」

「だって何も…」

「いらねぇっつってんだろ!!」

怒鳴ればそいつはビクッと肩を震わせた

それを見て少し罪悪感を感じた

「…食いたくても食えねェ」

「えっ…?」

「腕使えねぇから」

今の状況は身体と腕を後ろにまわされて縄で縛られていた


「食べさせる…!!」

「はっ?」

そしてそいつは握り飯を少しだけ取って私の口の前に運んできた

「食べよ…」

「……」

少し迷って口を開けて飯を食った

そいつは嬉しそうな顔をした





その笑顔が眩しかった

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