修羅の死神
5
「あ〜腹減った…」
あれから何時間も蔵に閉じ込められている
流石に腹も空く
しかし食べる物なんか何もない
その時
ガラッと扉が開き、見慣れない女が入ってきた
「……」
そいつはずっとこっちを見ている
「…なんだよ」
「…だ、大丈夫?」
そいつも見た感じボロい着物を着ていた
同じ奴隷だろう
「あんたこそこんなとこにこねぇ方がいいんじゃねーの?」
「大丈夫…」
少しおどおどしていた
それが逆にイライラした
「何しに来たんだよ」
「お腹空いてると思って…」
そう言って差し出したものは、1日に2回しか渡されないわずかな食糧だった
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