[携帯モード] [URL送信]

修羅の死神

「あ〜腹減った…」


あれから何時間も蔵に閉じ込められている

流石に腹も空く

しかし食べる物なんか何もない



その時



ガラッと扉が開き、見慣れない女が入ってきた



「……」

そいつはずっとこっちを見ている


「…なんだよ」

「…だ、大丈夫?」

そいつも見た感じボロい着物を着ていた

同じ奴隷だろう


「あんたこそこんなとこにこねぇ方がいいんじゃねーの?」

「大丈夫…」

少しおどおどしていた

それが逆にイライラした

「何しに来たんだよ」


「お腹空いてると思って…」

そう言って差し出したものは、1日に2回しか渡されないわずかな食糧だった

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!