修羅の死神
3
だいたい相手にするのは仕える主人のお得意様だとかその御曹司だとか天人だとか
天人はまだ地球にやってきたばかりであまり数はいないが企業を宇宙規模に伸ばそうとする金持ちらは天人との交渉を独自に行っている
いぶきはその交渉の時に飲み物を運んでいたら天人に脚を引っかけられた
「おおっと、すまんね。こんな子供がいるとは思わなかったよ」
「あぁ好きなだけ痛めつけて構いませんよ、そいつは人間以下ですから」
その場に笑い声が響く
「腕がいいならわしらで買ってやっても構わないがね。いくらで売る?」
「……」
その言葉が頭にきたのかいぶきは割れていなかったワインボトルで天人の頭を思い切り殴り、飛びかかった
「うわっ!!なんだこのガキ!!」
「うわぁぁぁぁ!!」
「いぶきっ!!やめんかっ!!」
その場が騒動になり、止めるのに何分もかかった
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!