修羅の死神 5 「…ついておいで」 「!!」 驚いて顔をあげる その人の笑顔はとても綺麗で直視できないくらい眩しかった 「あなたを救ってあげます」 「……」 「…どうしました?」 「…私は他人の心情とかわからねぇし、自分が人間(ヒト)であるかもわからねぇ」 「はい」 「始めて会った奴に…こんな事言うのもなんだけど 私に人間(ヒト)の在り方を教えてくれ」 「…ええ」 「私が人間(ヒト)であれる在り方を教えてくれ」 「約束しましょう」 それから私はその人の手をとった まだ信用したわけじゃねぇけど この人からは優生と同じ雰囲気がした [*前へ] [戻る] |