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月明かりの狂気

「神楽…高…」

刹那は2人を見つめ、呟いた

来てくれた事に嬉しい反面、どうして来たんだろうという思いが生まれていた

「刹那…!!死ぬなんて許さねェ…」

「…高…!!」

「やっと帰ってきてくれたんだろうがよ!!何でまた俺から離れる…!!」

「…高、お願い解って…!!私は」

「何でだよ…!!」

「高…私はもういないんだよ…!!いちゃいけないんだよ…!!」

刹那は拳を握り締め、必死に訴えた

「刹那…私も刹那が死ぬ事は反対ネ」

「…神楽…!!」

「刹那はもう死んでるけど、今こうして生きてるネ。それだけで皆喜んでるアル」

「……!!」

「そうだ、刹那」

桂が口を開いた

「今はこうして生きている。それだけでいいんだ」

「刹那、俺ァお前がうちに来たとき目を疑ったが正直また逢えて嬉しかった」

「刹那さん…生きて下さい。僕は刹那さんの笑顔が見られるだけで癒されるんですよ」

「銀…ヅラ…新八君…!!」

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