月明かりの狂気
6
「「「はぁ!?」」」
3人からは驚きの声が出る
刹那は机に手を置き、頭を下げる
「急でごめん。少しの間だけでいいの。報酬代わりになるかわからないけど、家事全般をやる。それでいい?」
3人は最初は驚いたが、その話を聞いたらすんなりとOKを出してくれた
次の日から刹那はかくまってもらう代わりに、家事をやった
万事屋の仕事にも対応し、仕事量が増えた事から3人は刹那に感謝した
そんな生活が続いてから数週間がたったある日
スナックお登勢に昼間から客が来た
「なんだい、まだ店開きしてないけど」
「あぁいいのいいの。人探ししているだけだからさ〜」
そいつは異様な喋り方をする男だった
左右の目の色が違い、何か狂気に満ちていると、お登勢は判断した
「この子最近見なかった〜?」
そう言った男は1枚の写真を見せた
そこに映っていたのは
血にまみれた刹那だった
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