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月明かりの狂気
10
「刹那を助けてェんだ」

「…それは本音アルカ?」

「当たり前だろ」


神楽は納得して微笑んだ


「わかったアル。それにさっきのは冗談ネ」

「…てめェ…!!」


バキィ


神楽の持ち前の怪力で高杉の手錠は壊れた



「今回だけは協力してやるネ、刹那を助けたい気持ちは同じアル」

「そーだな、今回だけだ」

高杉は刀を拾い上げ神楽を見た

「行くか」

「行くアル」


高杉と神楽は甲板を目指して走り出した

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