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月明かりの狂気

「刹那ァァァァ!!どこアルカァァァ!?」

刹那が投げた短刀で縛られていた腕の縄を解き、神楽は船の中を縦横無尽に走り回る

「いたら返事するネ!!」

ドゴォン

頭上からものすごい爆音がした

パラパラと木くずが落ちてくる

「…まさか…刹那…!!」

神楽は嫌な予感がしてならなかった

「早くしなきゃ…あれ?」

ふと下に目を向けると、水滴のようなものが点々と続いていた

「これ辿れば…!!」

何か分かるかもしれないと思った神楽はその水滴につられるように、走っていった




やがて1つの部屋にたどり着く

「刹那ァァァァ!!」


バンッと思い切りドアを蹴り飛ばして開けた


しかしそこに刹那の姿は無く、いたのは





來に手錠をかけられ、ベッドの柱から身動き出来ない高杉だった

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