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月明かりの狂気

その言葉と顔を見た高杉は刹那を抱きしめた

強く、強く


「私…兵器になるのだけはいやだ……!!誰も傷つけたくない…私のせいで誰かが傷つくのは…いや…!!」

「刹那…大丈夫だ。俺がいる」

刹那を落ち着かせるために高杉は刹那の背中を何度も擦った

少しずつ過呼吸が治まり、安堵の表情を見せる









「入るよぉ♪」

「「!?」」

不意にドアが開き、來が入ってきた

その瞬間、刹那の身体が震えた

「來…!!」

高杉は來を睨んだ

しかしそれに怯えることもなく、來は話続ける

「なぁんかここにお客さん来たみたいでさ〜刹那ちゃんの知り合いみたいなんだよね〜」

「…銀…!!」

「銀…?あぁ確か銀髪の侍だったなぁ、あと桂。その二人とあと1人ガキと謎の生命体がいた。それと何人かの浪士達♪多分桂の仲間だね。刹那ちゃん探してるみたいだよ♪今鬼兵隊が応戦してるけど」

「銀時…ヅラ…!!」

「だけどあっち少数のわりには強いの。だから刹那ちゃんがいるんだ。貸して♪」

「…!!」




利用される


兵器として





「ふざけんな」

「…?」

「刹那は渡さねェ」

「…高」

「刹那は…兵器じゃねェ」

「へぇ〜よく言うよ、さっき刹那ちゃんの事紅桜って呼んでたくせにねぇ〜どの口が言ってんの?」


來はとても楽しそうな口調で言った

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