月明かりの狂気
8
「……」
かける言葉がみつからねェ
とんでもない事を言った自分に後悔した
「…はっ…!?」
「…刹那?どうした…!?」
高杉が見た刹那は苦しそうに胸を押さえてる
刹那の呼吸が乱れてる
「はっ…何…!?苦し……っ!!」
「刹那!?」
刹那が過呼吸を起こしている
「いや…やだ…!!何……!?私が斬ったの…?」
「刹那!?どうした!?」
「やだ…!!私斬ってないのに…!!」
刹那の頭に紅桜が人を斬った映像が何度もフラッシュバックする
その中には銀時や桂、鬼兵隊を襲った事も…
「やだぁぁぁ!!やめて!!やめてよ!!何で…!!何で……!!」
「刹那…まさか紅桜の…!!」
刹那は恐る恐る顔を上げ、高杉を見た
その顔は泣いていた
そして小さく叫んだ
「助けて…」
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