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月明かりの狂気

「俺達も実際に刹那が死んだところは見ていない…ただいつも以上に天人の襲撃が激しかった時があった」

「……」

新八は口を挟まず、ただ桂と銀時の話を聞いていた

「その時に俺達は刹那と高杉と離れてしまってな」

「その日の襲撃が終わって俺達が拠点にしている場所へ帰った時にはまだ刹那と高杉はいなかった。数時間後に雨に打たれながら帰ってきたんだが…刹那を背負ってる高杉の様子がおかしかった」

「…!!まさか」

「そう…その襲撃で刹那は死んだ」

「…!!何が…」

「俺達が高杉から聞いた話だと、高杉は自分が意識を失っている時に何かあったと…そしてこれは間違いない事だと言っていた事がある」

「何ですか、それは?」







「刹那が高杉を護って死んだという事だ」

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