月明かりの狂気 10 「う〜っ…」 唸り声をあげて神楽は目を覚ました 「…ここどこアルカ?いたっ!!」 目を覚ましたと同時に頭に激痛がはしった 來に殴られたからだ 「刹那〜!!どこアルカァァ!?」 叫びつつ、辺りを見回したが、どこにもいなかった 「…刹那」 「刹那ならここにいるぜェ?」 「!!お前…!!」 身を乗り出そうとしたが、腕が縛られている事に気づき、身動きが取れない 高杉は刹那を引きずりながら、神楽がいる部屋にはいってきた 「お前刹那に何したアルカ!?」 「なんもしてねぇよ」 「じゃあなんで刹那ボロボロになってるネ!?」 その質問には答えず、刹那を床に投げ捨てた 「お前には関係ねェ」 それだけ言うと、高杉は部屋を出て行った [*前へ][次へ#] [戻る] |